ラダック(Ladakh)

人口 約20万 ●訪問都市・エリア  
中心地 レー レー ダー、ハヌー
言語 ラダック語等 上ラダック カルギル
宗教 仏教等 下ラダック  
通貨 インドルピー(1US$=44Rs 06/4月) ヌブラ  
  

 

 

 

↑ラダックはインドの一部ですが、文化的にインドの他地域と全く異なるので別枠として紹介します。

○物価水準(2006年5月)

宿 100Rs〜 インターネット 120Rs/h〜
食事 25Rs〜 ナン、サモサ 2.5Rs
チャイ 5Rs  
チェムレイ・ゴンパ

○ラダックというところ: インド北部ジャンムー&カシミール州の70%を占める地域であるが大半が標高3000mを越える高地という過酷な環境もあり人口は少ない。
中国共産党によって数々の弾圧、破壊を受けたチベット本土に比べ古来のチベット文化、宗教、建造物が残されている。

インドビザがあればラダック入域にパーミット等は不要だが、ラダック内で外国人の入域が規制されている箇所は多い。通常、ラダックへの陸路がオープンするのは6〜10月。この時期以外は空路しかなくなり、陸の孤島と化す。

 

○ラダック基礎知識: 電気はたいてい夕方〜早朝のみ通電。水道は一般家庭には引かれておらず(GHは別)、集落内に点在する共同水道を利用する。日差しが強烈なのでサングラス、帽子、日焼け止めを持参したほうがいい。本格的なツーリストシーズンは陸路が開く6〜10月なので、それ以外の時期は大半のGHなどは閉まっている。レーなら問題ないが、村に行く場合は要注意。民泊も可能だが、一般の村人には英語は通じないのでラダッキまたはヒンドゥが全くできないとツライかも…また、マットにダニがいる確率が非常に高い。
4〜5月の気候は思った以上に温暖。昼はTシャツにフリース、夜は寝袋だけで十分だった。天気も安定しており、観光客もまだ少ないので意外といい時期かも。ただ、この時期はお祭りがない。前後数年間のお祭りスケジュールはこのサイトで確認可能。また、ラダックにはビニール袋がないので、来る前にいくつかためておくのがベター。

○ゴンパ拝観について: ツーリストシーズンでなかったせいか、ほとんどのお堂が施錠されていた。その場合、鍵番ラマを探して開けてもらう。入るときは拝礼を、見学時は右回りを忘れずに。拝観料が設定されているところでも実際には徴収しないことも多いので、お布施は積極的に置いていくようにしましょう。写真撮影を禁止していないゴンパが多いが、フラッシュ使用はやめましょう。いろいろな都合で開けてもらえないお堂も多いが、無理強いはやめましょう。
仏教徒として尊格やラマに対して敬意を持った態度で拝礼しましょう。その姿勢がラマをはじめとするラダックの人々の日本人への好印象を維持、向上させるでしょう。

*使ってみようラダック語!(チベット語、ヒンドゥ語もたいていOK)

Hello、Good Bye、Thank you−ジュレー、 picture−ナクシャ、Delicious−ゲスモ、Good−ギャーラ
※英語−ラダッキ辞書、ラダッキ会話集など数種類発行されており、ラダックの書店で150〜200Rsで購入できます。関心のある方はどうぞ。

 

○レー

シャンティ・ストゥーパ

ラダック唯一の大きな町(他の村は集落レベルと考えたほうがいい)。斜面に沿って広がっており坂道ばかり。あらゆる面でラダックの中心であり、交通に関しても同様でほとんどのバスはレー発着。ネット屋数軒あり、サテライト接続でスピードはOKだが、どこも2Rs/分と激高。写真屋、CD-Rを焼く店もある。2006年5月現在(ストライキのため)酒屋は営業していないので必要な人は持込を。

・レー王宮 外国人入場料100Rsor2US$ レーの北、岩山の中腹に建つランドマーク的存在。高いので入ってないが、中も見られる部分は少ないらしい。周辺にゴンパ、ラカンがいくつかあるが、開いていたのは小さなソマ・ゴンパのみ。

・ナムギャル・ツェモ★★  レーの北にそびえる岩山。山頂に砦跡とゴンパがある。とにかく眺めが素晴らしいので登るのはちょっとキツイが一度は行くべき。砦跡には入れず、ツェモ・ゴンパは朝8時頃ラマが来て灯明をあげるだけなので拝観できるかは運次第。ゴンカンにはドルジェ・ジッジェなど迫力ある憤怒尊像、チャムカンには大きなチャンバ坐像がある。傷んではいるが壁画もGood。

・レー・ジョカン ★☆ メインバザールの北側にあるラダック仏教徒教会建造の新しいゴンパ。中は広く、ジョウォ・リンポチェ、グル・リンポチェ像がある。ここで各種仏教イベントが行われるのでたまに足を運んでラマにイベントの予定を聞いておくといい。

・サンカル・ゴンパ★ レーの北2km。アンテナ塔の近くだが場所が分かりにくい。比較的新しいゴンパであまり印象に残るものはない。

・シャンティ・ストゥーパ★★ ここも素晴らしいビューポイント。日本山妙法寺が建造したインド風ストゥーパで、日本人というとこのストゥーパの話をする人も多い。多くのラダッキがボランティアとしてこのストゥーパの建造を手伝ったとのこと。

・Backpacker's Info 

宿: Khan Manzil(オフシーズン価格でBT共同シングル100Rs〜)ムスリムのカーンおじさん経営。モスクの裏手にあり、メインバザール、ナン屋が並ぶ通りなどが近くて便利。
メインバザール近くで宿が多いのはFort Rd。町の北側(チャンスパ、チュビ方面)に行くとゲストハウス乱立気味だが、けっこう質のいい部屋が多いので値段も高め。バススタンドまでが遠いので毎朝バスでゴンパ巡りをする人は考えたほうがいいでしょう。

空港: レーの南4km。2003年に亡くなったスピトク寺の座主クショ・バクラ・リンポチェの名を冠したターミナル名になっている。外国人は到着時に登録が必要(かなり適当と思われる)。ツーリストインフォあり。空港出てすぐ前の舗装道路が下ラダック、スピトク〜レーへの道路なので日中ならバスを待てばいい(4〜5Rs)。歩いても行ける距離だが、着いていきなり標高3300mの坂道を登っていくのはキツイ(笑)。

ツーリストレセプション: メインバザール途中の路地を入ったJ&K Bankの向かいに出張所あり。平日10時〜16時OPEN。(情報古いが)バスの時刻、値段表などがある。

交通: バススタンドはメインバザールから500mくらい下ったところにある。近場へはマイクロバス利用になり、道路寄りのマイクロバススタンドから出発。行先ステッカーは当てにならないので必ず行先を確認すること。なお、レー着のマイクロバスはオールドバススタンドまで上がって乗客を降ろしてから(ニュー)バススタンドに戻る。

○2005年12月改定のレー発マイクロバス料金表(主な行先のみ。たいてい端数は切捨てしてくれるのでこれより安く行ける場合が多い。)

スピトク

7Rs

ストク 14Rs マト 15Rs
シェイ 10Rs ティクセ 15Rs スタクナ 21Rs
カルー 28Rs ヘミス 34Rs チェムレイ 35Rs
サクティ 41Rs ピャン 16Rs リキル 47Rs
アルチ 53Rs        

シェイ、ティクセ、スタクナの各ゴンパへはカルーまたはサクティ行途中下車。マイクロバスは8時頃始発が多い。レーへ戻るバスは意外と早く終わってしまうので16時頃までにバスを待つほうがベター。バスが少ない日中などは乗合タクシーがあり、値段は交渉制(バスの1.5倍くらいか)。

ヌブラ、ダー、カルギルなど遠くへ行くバスは大型。公営(J&K州)と私営があり、公営は前日午後3時からチケット発売、私営は前日朝から売っていた。ヌブラへはレー火、木、土の出発。

食事: 通常ラダッキ家庭の夕食は9時頃なので、ローカル向け食堂は5時頃には閉まることが多い。大雑把に言って、チベット食堂とインド食堂、ツーリスト食堂に分かれる。裏通りの暗いチベット食堂に入っても特別安いわけではないのでレー・ジョカン隣のNorlakhやメインバザール南端のKyishongなどに行くほうがいいでしょう。軽食ならナンやサモサが1個2.5Rs。パン屋も数軒ある。

ILP(インナーラインパーミット)の取得: ダー&ハヌー、ヌブラなどに行く場、外国人はILPの取得が必要。1週間有効で期間内なら複数エリアへ行くことも可能だが、延長はできない。レーの旅行代理店で申請するのだが、2006年よりチェックが厳しくなっており、4人揃ってないと申請を受付ない店が多い。手数料は100Rsが普通。パーミット自体には「無料」と書いてあるので、申請料は全て代理店のコミッション、人数が少ないから200Rsとか言ってくる店は切りましょう。朝申請できれば当日取得可能。チェックポストで取られてしまうことも多いのでコピーを数部用意したほうがベター。
2006年5月時点で、以下の2店は単独での申請でも受け付けてくれたのでご紹介しておきます。
Shangrila Experience(State Bankの向かい)、Gracier Trek(野菜市場の並び)


○上ラダック

レーより上流のインダス川流域で、大きなゴンパも多い。以下、ゴンパを中心に紹介。
※★☆マークは見ることができたお堂の数やラマの印象も含めたすごく主観的なモノなのでご参考程度に…写真をクリックすると拡大されます。

ティクセ・ゴンパ

・ティクセ・ゴンパ★★ カルー方面行バス途中下車(15Rs)、集落にはGH、郵便局あり
岩山にそびえる要塞型ゴンパで遠くからでも目立つ。チャムカンにはラダック最大のチャンバ像がある(1Fは開いておらず、2Fから覗く)。ここの壁画は新しいが出来はいい。ドウカンは薄暗く、奥にあるツァンカンは密教寺院的な雰囲気がただよっている。
※チャムカン、ドゥカンしか入れず

・シェイ★☆ カルー方面行バス途中下車(10Rs)、GH、商店あり。
ゴンパは山の中腹シェイ王宮跡(廃墟、入れず)の門をくぐったところにある。ドウカン・チェンに大きなシャキャ・トゥバ像があり、2Fから見る。壁画は傷んでいるが質は高い。
ゴンパを出たところから岩山上にある砦跡に登ることができ、廃墟ではあるが眺めは素晴らしい。ゴンパ下の道路沿い(レー方面へ少し行ったカーブ)には磨崖仏、その先にはネパール様式のチョルテンがある。
※ドゥカン2階部分しか入れず

・テスタン・ゴンパ★☆ シェイの先(カルー方面)徒歩5分、右側にある。
ドゥクパのゴンパ。ラマは1人しかいないので不在の場合も多い。トゥバ・ラカン、ツェパメ・ラカンはティクセ・ゴンパの管理でここのラマは鍵を持っていないとのこと。従って見られるお堂は小さいもの3つ。ドルジェ・チェンモ・ラカンは正面に凝った塑像があり、本尊のドルジェ・チェンモは白馬にまたがっている。パンデン・ラモ・ラカンの本尊には布がかけられており見られない。壁画はイマイチ。周囲のチョルテン群がすごいのでこちらの方が見応えあり(笑)。

スタクナ・ゴンパ

・スタクナ・ゴンパ★★ カルー方面バス途中下車(20Rs)、橋を渡ってすぐ
岩山ゴンパだがやや小ぶり。壁画は2005年に描き直されたもので真新しいが出来はいい。ドゥカンの奥、ラマ・ラカンにはブータンのンガワン・ナムギャルなどのラマ像が並んでいる。ラマ・ラカン以外は全体的に新しく明るい印象。ここのラマは親切で全てのお堂を開けて見せてくれる(しかも拝観料を取らない…)。マトから歩くことも可能だが1時間半はかかる。

・ストク ストク行バス(15Rs。2ルートあり朝8時のバスはゴンパ下には行かないようだ。その場合、終点からゴンパまで徒歩10〜15分)。ストク・ゴンパは小さい。鍵番ラマ不在でお堂は見られず。ストク→チョグラムサルは下りだが7km以上あり、歩くと見た感じ以上に時間がかかる。
ストク・カル★☆ 入場料30Rs ゴンパから500m強。旧王宮が博物館として開放されている。展示はタンカが中心。近くにGHあり。




マト・ゴンパ

・マト・ゴンパ★☆ マト行バス(朝9時発など数本、15Rs)で終点。商店あり。
ラダック唯一のサキャ派ゴンパ。ゴンカンは小さく真っ暗で床中に麦粒が敷き詰められている。仏像は見えないがカタの奥にゴンポ像があるらしい。チャムの面や刀などが飾られている。何がいいというわけでもないが印象深いところ。
※鍵番ラマ不在でゴンカンしか見られず。

・カルー 8時〜16時頃までバス多数あり(25Rs)。ウプシ方面、サクティ方面とヘミス方面に道が分かれる交通の要所で商店、食堂多いが宿はなさそう。大きなインド軍基地がある。

・ヘミス・ゴンパ★★ 拝観料30Rs ヘミス行バス終点(2006年5月現在朝のバスはなし)、キャンプサイト、商店あり
カルーから徒歩の場合、ショートカットしてマニ壇の脇を歩いても約1時間かかる。集落、ゴンパはなかなか見えてこないので精神的にちょっと疲れる。ラダック最大のゴンパで本堂は大きいが要塞型ではないのであまり迫力は感じない。中庭に面してドゥカンが2つ並ぶ珍しい構造。ドゥカンは大きなゴンパらしく落ち着いた雰囲気がある。できれば他の旅行者が来ない時間帯を狙って訪れたい。2Fのグル・ラカンには巨大なグル・リンポチェ像、ラカン・ニンパの壁画は素晴らしいが右側の壁一面がなくなっているのが残念。ここはかなり暗いので懐中電灯を持っていくべし。

・ゴツァン・ゴンパ★☆ ヘミス・ゴンパから2km(40分ほど)。
ヘミス・ゴンパから山道を上がっていく。15〜20分ほど進むと右側にセメントの階段があり、ゴンパはその頂点にある。標高4000mの高所にあり、けっこう寒い。向かって左側の建物内に洞窟(ダクプク)がある。中は暗く寒い。他にお堂は3つあるがあまり印象に残るものはない。ラマは4人。ここまで来る人も少ないからか(笑)皆とても親切。

・チェムレイ・ゴンパ★★☆ サクティ行途中下車(30Rs)、徒歩15分
勇壮な岩山要塞型ゴンパ。シンプルな勤行用ドゥカンと新しいグル・リンポチェ・ラカン、ゴンカン的な雰囲気のラマ・ラカンと異なるタイプのお堂を見ることができる。グル・リンポチェ・ラカンの壁画はごく新しいが憤怒尊が色鮮やかに描かれていてとても美しい。ここのラマも親切。

・タクトク・ゴンパ★★ 拝観料20Rs サクティ行終点(40Rs)、商店あり
ラダックでは珍しいニンマ派のゴンパ。洞窟ラカン(ダクプク)と他に2つのラカンがある。ダクプクは(天井は低いが)他のゴンパのものと比べると広い。中は暗いので懐中電灯要。正面に小ぶりの仏像が数体ある。他2つのラカンは憤怒尊の壁画が多く密教寺院的雰囲気が漂う。カンギュール・ラカンの赤いヘールカ像は小さいが迫力は十分。
200mほど上に新しいゴンパもある(開いてなかった)。


○下ラダック

レーより下流のインダス川流域で、やや標高が下がるので4〜5月はこちらのほうが緑が多く美しい。バスの便が少ないので注意。以下、ゴンパを中心に紹介。

スピトク・ゴンパのゴンカン

・スピトク・ゴンパ★★ スピトク行(レー始発9時)、下ラダック方面バス途中下車(5〜7Rs)、集落に商店あり
空港の先にある岩山に建つ要塞型ゴンパ。バスが入っていく方は裏側で、正面側の下に集落がある。ラダックで最初のゲルク派ゴンパ。レーから近いので訪問者が絶えない。丘の上にあるゴンカンにはドルジェ・ジッジェなど憤怒尊像が数体、顔には布がかけられているが迫力ある。チャムのお面も新旧取り混ぜ10個くらいかけられている。なお、ここのゴンカンにお参りするとラマが金平糖をくれる。モンゴル大使もつとめた座主クショ・バクラ・リンポチェは2003年に他界され、同リンポチェを祀る新しい金ぴかラカンが中庭の少し高いところに建てられている。
※2006年5月現在ドゥカン改修中のため入れず。

・ダクン・カウォチェ・ゴンパ☆ スピトクから2〜3km(30分ほど)
普段は施錠されているが、ゴンパの先200mほど進んで右側、小高いところにある家で鍵を管理しており、頼めば開けてもらえる(お礼を忘れずに)。石窟は暗いので懐中電灯要だが、よく見ても内容はこれといってなし…

・ピャン・ゴンパ★★☆ 拝観料25Rs ピャン行バス途中下車(朝8時発など数本、15Rs)、集落にGH、ゴンパに売店あり
写真撮影禁止。ラカンは5つあるが、ドウカンの仏像はドルジェ・チェンモ・ラカンへ移されているようで、ここはチョルテン2つに壁画があるだけのがらんとした空間になっている。ツォカンは壁画、仏像(ナンパ・ナンツァ、チューチグザルなど)とも素晴らしく、時間をかけて見学したいところ。ゴンカンは色鮮やかな(新しいものではない)憤怒尊の壁画が見所。憤怒尊像には布がかけられている。ラマは全てのお堂を開けてくれる。

・リキル・ゴンパ★★ リキル行バス終点(朝8時発など1日2本、40Rs)、リンの集落にGH数軒あり
ラカン3つに博物館、外には巨大なチャンバ坐像がある。広めのゴンカンには立体曼荼羅があるが布がかかっていて見られず。憤怒尊の壁画は新しいものだが出来はいい。奥はドルジェ・ジッジェ像などが置かれたガラス張りの別室になっている。ドゥカン正面には三世仏、側壁は経典棚になっていて壁画は見えない。離れにタツァン(学校)があり、小僧たちが朝7時から夜9時までのハードスケジュールで勉強している。
レー発リキル行バスは3時半にレーへ戻るので街道で下りて午後のアルチ方面バスに乗ることが可能と思われる。タツァンに泊めてもらうことも可能。

・バスゴ★★ アルチ行など下ラダック方面バス(30Rs)、GHあり
岩山(ラブタン・ラツェ)の上に砦跡とゴンパ&ラカンが3つあり、遠景がとても絵になる。
セルザン・ゴンパ…本尊は大きなチャンバ坐像
チャンバ・ラカン(拝観料15Rs)…こちらも大きなチャンバ像(立像)がある。壁画の状態などトータルではこちらのほうが上だと思う。なお、2つのラカンを管理しているラマは別なのでそれぞれ呼んで開けてもらう必要がある。
Languanpa GH(シーズンオフで宿代は随意)看板出ていない。おばちゃんはとても親切。

・アルチ★★★ アルチ行(朝8時発など1日2本)、GH、商店数軒あり

アルチ・チョスコル・ゴンパのスムツェク

ラダック美術の宝庫アルチ・チョスコル・ゴンパがあるだけでなく、村としても緑が多く静かで美しいところ。ティビをかぶったばあちゃんも多い。杏の木も多いので4月中旬頃は花が咲いてきれいだろう。

アルチ・チョスコル・ゴンパ…拝観料25Rs、写真撮影不可 ラダックでは珍しく平地に建つゴンパ。3階建てのスムツェクや四面四色ジャムヤン像など他のゴンパでは見られない独特のもを持っており、僧院というよりは美術館といった雰囲気がある。スムツェク、ドゥカンの彫刻、壁画はラダックでも最高水準のもの。現在、スムツェクは1階部分のみ見学可能。3立像の下衣に描かれた絵は精緻で素晴らしい。ジャムヤン・ラカンの四面ジャムヤン像は着色がヒンドゥー神的漫画チックな感じ。
トゥジェチェンポ・ゴンパ…村人がカギを管理しており、朝夕のみ開かれる模様。仏像はほとんどなく精緻な壁画が見もので、主に曼荼羅が描かれている。アルチ・チョスコル・ゴンパと比べると損傷が激しいのが残念。
Lotsava GH(シングル150Rs→100Rsにディスカウント、夕食45Rs)

・サスポル★★☆ アルチ行など下ラダック方面バス(30Rs)、GHあり
緑あふれる美しい村、杏が多く「インドのフンザ」といった雰囲気。石窟寺院ニダプク・ゴンパなどいくつかのゴンパがある。
ニダプク・ゴンパ…村の奥、崖に旗が立っているところ。右にある砦跡、ゴンパからルートがついているので、まずはそこを目印に進むといい。壁画が残っている石窟はいくつかあるが、圧巻は扉がついている窟。狭いスペースにもの精緻な壁画がびっしり描かれている。扉はあるが施錠はされていないので自由に入れるが、フラッシュを使った撮影は自粛すべき。

リゾン・ゴンパ

・リゾン・ゴンパ★★ ウレ・トクポまで下ラダック方面バス、分岐から徒歩1時間強

斜面上に多くの僧坊が広がっていてとても絵になるゴンパなのだが、数年前ゴンパ下にモダンなタツァン(学校)が建てられたため写真的にはかなりマイナス。ドゥカン、ツォカン、屋上のキルコル・ラカン(外から覗くだけ)のみ拝観できたが、あまり印象に残るものではなかった。1kmほど手前にはジョリチェン・チョモ・ゴンパがあるが、こちらにはお堂なし。

・ラマユル・ゴンパ★★ カルギル方面バス途中下車、またはカルツィからヒッチ、GH、商店数軒あり
岩山ではなくこの辺り特有の褐色の土山上に建つゴンパで、下の集落から見るとあやうい感じがする。外観は印象的だがお堂はあまり見るべきものがない。いろんな角度からゴンパを眺めるのがオススメ。集落は小さいがチョルテンが多く、年寄りもティビをかぶっていたりと昔ながらの格好をした人が多い。
Siachen GH(シングル150Rs→100Rsへディスカウント)ビジネスライクな感じであまりオススメしない。ゴンパGHは60Rsと安い。
※センゲガンは数回訪れるも開いていなかった。カギはラマユル・ゴンパのラマが管理しているらしい。


○ヌブラ

ヌブラ谷を眺める

要ILPエリア。直線距離だとレーの北100km足らずだが、標高5605m(公称…たぶん200mほど低い)のカルドン・ラ越えがあるので早朝発のバスでも着くのは昼過ぎになってしまう。デスキット以外の集落の規模は小さく、見所はゴンパくらいしかない。のんびり温泉と緑を楽しみたい人にオススメ。以下、集落ごとに紹介。

・パナミック★★☆ ヌブラ川流域で外国人が入れるエリアの限界。打たせ湯の温泉あり、これだけで行く価値十分。

宿: Hot Spring GH(BT共同シングル150Rs〜) 村の南、その名の通り温泉の近く。夏場は温泉の湯をひいたシャワーを使える。
温泉: PWD Rest Houseの向かい、山を少し登ったところ。無料。打たせ湯だが、湯量豊富で適温なので寒くても大丈夫。小屋はあるがドアはないので注意。村人は冬場しか使わないとのこと。
エンサ・ゴンパ: 対岸の岩山中腹にある小さなゴンパ。橋はパナミックの先3kmのところに車用、手前アンテナ付近に人馬用(水量が少ない時期のみか)がある。

・スムル、テガル★★ パナミックの手前20kmのところにある集落。2kmほど離れている。規模はスムルのほうが大きく、GHもこちらに集中。

ジムカン・ゴンマ…テガルの山腹にそびえる砦跡。廃墟だが中に入ることができ、ベランダからの眺めはGood。周囲にはたくさんのチョルテンがある。
サムンタリン・ゴンパ…スムルとテガルの間、山の中腹にあるゴンパ。どちらの村からもアクセス可能(リンクロード沿い)。2006年5月現在、大改装中。既に門と真ん中の本堂は真新しい金ぴかの建物になってしまっており、中国の寺を見ているようで興ざめ。学校あり、鍵番ラマが見つからず中には入っていない。

・デスキット シャヨク川沿いにあるヌブラでは群を抜いて大きな集落。宿、商店、食堂も多い。

デスキット・ゴンパ★★ 手前に真新しい学校とタンカ博物館あり。現在、この上にチャンバ像を建設中とのこと。お堂は3つ、憤怒尊像が所狭しと並ぶゴンカンが大迫力。 ドゥカン正面にはチューチグザル、シャカムニ像などの塑像が数体、側面は高さ80cmくらいのラマ像がいくつも並んでいる。2階への吹き抜け部分にタシルンポ寺の壁画がある。ヌブラに来たら必見のゴンパ。

・Backpacker's Info 

宿: 全体的に高め。Olthang GH(BT共同250Rs〜)、Sand Dune GH(300Rs〜)、Sunrise GH(オフシーズンBT共同100Rs)など。

交通: レー発パナミック行 私営 火曜6:00発(122Rs、所要6〜7時間)、デスキット方面行 公営(私営もあり?) 火、木、土(102Rs、所要5〜6時間) カルドン・ラの手前(South Poll)、先(North Poll)の2ヶ所でILPのチェックがある。
ヌブラ内の交通はパナミック〜デスキット間など1日数本。パナミック発は朝8:30、午後3:30。

ツーリストレセプション: デスキットの街中にあり。


○ダー、ハヌー

要ILPエリア。「花の民」ドクユルの住むエリアとして日本人に人気が高いが、実際行くことができる集落は限られておりその中で最大のダー村でさえ人口200人程度の小さな集落。ドクユルらしい格好をしているのは年寄りだけ。年寄りは愛想よく、みな写真OKだが、若者はあまり外国人旅行者に対して好意的ではないように思えた。現在では全くドクパのタブーは消えてしまったようでニワトリもたくさんいるし、皆チャイを飲んでいる(笑)。個人的な感想としてはILPとって片道7時間かけて行くほどのところでもないかなぁ…。

ドクパのばあちゃん

・ダー★★ 外国人が入れるドクユルエリアの限界にある村。ドクユルの格好をした年寄りが多く、ゴンパもある。ドクユルの写真を撮るだけならここに数時間いれば十分かと。小さい村なのに旅行者が大勢訪れるためか、村人(若者)の対応は冷ややかな感じがした。商店はない。

宿: Skyabapa GH(BT共同シングル3食付250Rs) バス停から集落へ向かう途中にある。2006年5月現在、営業しているGHはここ1軒しかなかった。高かったので泊まらず…
ダー・ゴンパ: 村の奥にある小さなゴンパ。カギは右隣の家で管理している。中には2部屋あり、奥には意外と大きなチューチグザル像、チャンバ像がある。

・ベマ★☆ ダーの手前4kmのところにある集落。通年営業のGHはなく、水路沿いに家が並んでいる程度の小さな村。年寄りは少ない。街道沿いに商店数軒あり、そこで民泊先を聞ける。

岩絵: ダー〜ベマ間に岩絵が数箇所ある。アイベックスや手を描いたものが多い。
バルデス村: ベマの先1km、インダス川対岸にある小さな集落。ここもドクユル村だが、人口50〜60人と規模は小さい。村内の道がよく分からない。数人会った年寄りは皆突然の訪問者に対しても好意的だった。

・ハヌー★☆ ここも集落は高台にあり、なかなかその行き方が分かりづらい。「旅行人UG」によるとここからがドクユルエリアだというが、実際にはラダッキのほうが多数派のようで、ドクユルの格好をした人はほとんどいない。モスクとゴンパあり。ゴンパのカギは学校の隣の家で管理している。GHなし、街道沿いに商店数軒あり。あまり旅行者は来ないようだ。 

・Backpacker's Info 

交通: レー発ダー行 私営 毎日9:00発(120Rs、冬季は8:30発)、カルツィ発ダー行も昼過ぎに出ている模様。

チェックポスト: カルツィの2km先、カルギル方面との分岐点にチェックポストあり、ダー方面へ行く場合はILPのコピーを渡すだけ。カルギル方面へ抜ける場合はILP不要だがパスポートチェックがある。


○カルギル

レー〜スリナガルルートのほぼ真中にあり、宿泊地となる町。完全なムスリムタウンでメインロード沿いがバザールになっており、パキスタンのスカルドゥと似たような雰囲気。モスクがあるくらいで街中に見所はない。標高がだいぶ下がるので野菜も豊富、食堂も多数。食べ物の物価がレーより下がるのがうれしい。時間があればムルベクの磨崖仏を見にいくのもいいだろう。
宿はどこも深夜発バス用の「仮の宿」でドミ1ベッド50Rsが相場。シングル部屋はほとんどなく、また高い。

・Backpacker's Info 

宿: Izhar Palace Hotel メインバスターミナルを出てすぐ左。ドミ1ベッド、または床寝で50Rs。Crown Hotelは値切ってシングル150Rsが限界(泊まってません)。

交通: スリナガル行 公営 2:30発(240Rs)、私営は毎日あるわけではなさそう。レー行は公営で220Rs、私営もあり、やはり深夜発。